ドゥカティ(Ducati)スクランブラーアイコンの特徴
ドゥカティ(Ducati)からラインナップされているスクランブラーアイコンは、2014年に発売が開始された。
当時のドゥカティはムルティストラーダやモンスターなどのシリーズがラインナップされていたが、スクランブラーアイコンは「Land of Joy」をテーマにしたライフスタイルの確立という位置づけで、他のシリーズとは一線を画したデザインである。
このバイクは、モンスター796に搭載されている空冷Lツインを積み、フロントは18インチ、リアは17インチのキャストホイールを使っている点が大きな特徴だ。
2019年モデルからは803ccの2気筒デスモドロミック2バブルエンジンへとアップグレードされているほか、ボッシュ製のコーナリングABS機能やウィンカーのLED化など、最新のテクノロジーや設備を積極的に採用している点も見逃せない。
それだけではなく、メーター部分には燃料計やシフトポジションがより見やすくなったコックピットデザインとなり、快適性や操作性もアップしているのだ。
現在、このスクランブラーアイコンは、ドゥカティからラインナップされているシリーズの中でもエンジン3機種の最多8モデルが展開されているシリーズとして人気がある。
その中には、日本市場向けに開発された小型の400ccエンジンモデルもある。
ドゥカティのスクランブラーアイコンは、カラーラインナップはアイコンダークと呼ばれるブラックに加え、ダートトラックを彷彿させるフルスロット色、オフロード感のあるデザートスレッド色、スポーツな雰囲気を持つカフェレイサーと魅力的なカラーがずらりと揃っている。
女性でも乗りやすいポイントとは?
ドゥカティのスクランブラーアイコンは、女性ライダーにも人気が高いバイク機種だ。
ミドルクラスのバイクの中では、操作性が優れており、パフォーマンスと乗り心地を重視したデザインとなっているからだ。
フロントのタイヤに圧倒的な安定感があり、切り返しやカーブにおいても思い通りに操作できるし、日常使いからツーリングまでニーズに合わせて役割をしっかり果たしてくれる。
ネイキッドバイクとして、ライディングポジションがとても楽だという点も女性が乗りやすいポイントと言えるだろう。
身長が165cm程度の人なら両足がピッタリと地面につく足つきの良さが魅力で、身長が低い人でも足つきが良いミドルクラスのバイクとして定評がある。
スッキリとしたシンプルなデザインもまた、このバイクが人気のポイントだ。
大型のバイクはとかくゴツい雰囲気を持つモデルが多いが、スクランブラーアイコンはスッキリとしたシンプルなラインが魅力だ。
ユニセックスな雰囲気さえ感じさせるモデルで、男女どちらもライダーにとっても乗りやすくてカッコいいバイクと言えるだろう。