トライアンフは世界最古のオートバイメーカーで、クラシカルなバイクやスーパースポーツなど数々の名車を発表している。そんなトライアンフのおすすめバイクについて紹介しよう。
女性におすすめのポイント
スラクストンRは、トライアンフの歴史的モデルであるボンネベル・シリーズのハイパフォーマンスモデルとして登場した。スラクストンとはイギリスのスラクストンサーキットで行われた耐久レースに由来するもの。メガホンマフラーやティアドロップ型のタンクなどカフェレーサー風のデザインは、イギリス好きにはたまらないだろう。
スタイリングだけではなく、チューニングされた1200ccの水冷バーチカルツインエンジンはとてもパワフル。スロットルの操作ではロード、レイン、スポーツの3モードから選択可能など、優秀な機能も兼ね備えている。
カフェレーサー好きにおすすめしたいマシンだ。
トライアンフ スラクストンRの特徴
シルバーでまとめられた車体にゴールドのフロントフォークがよいアクセントになっている。フロントフォークにはブレンボ製モノブロックキャリパーがセットアップされていて機能面にも優れている。リアはオーリンズ製リアショックが搭載。ホイールサイズは前後17インチになっている。
スラクストンRはシート高が810mmと高め、足つきはよくないのでローダウンすることになるかもしれない。
カフェレーサースタイルなので、セパレートハンドル&バックステップになっている。自然な位置にステップがあり、タンク幅はちょうどよく腕を伸ばした方向にハンドルがあるので、ライティングポジションに違和感はないだろう。
多機能なツインメーターには、ライダーモードの設定やトラクションコントロール、平均・瞬間燃費など、さまざまな情報が表示可能。その他にトラクションコントロールやABS、アシストクラッチ、シート下にはUSBソケットも装備されている。スタイリングはレトロだが、使い勝手のよさも兼ね備えているのはうれしい。
ミラーは往年のカフェレーサーのようにバーエンドに搭載されているので他のバイクからの乗り換えだと違和感があるかもしれない。
前後サスペンションはサーキット走行でも耐えられるようになっていて、乗り味は素直。コーナーリングでは高い技術を求められることもない。乗っていて楽しくなるだろう。
トライアンフはネオクラシックと呼ばれる前から、2気筒エンジンモデルをラインナップしてきた。スラクストンRはネオクラシックではなくトライアンフのスタンダードなモデルといえる。