BMW F800GSの特徴
「果敢に挑戦しながらも、妥協は絶対にしない」というモットーで開発されたBMW F800GSは、BMWからラインナップされている大型バイクGSシリーズの中でも高速道路走行からオフロードまで幅広く対応できるスポーツモデルである。
BMWの中ではロングセラーなシリーズとなっており、多目的なエンデューロマシンとして愛されている。
排気量は798ccで、この部分だけを見ると大型バイクであることは間違いないだろう。
BMW F800GSは、同時期に発売されたエフロクツインが持つ71psの出力と比較すると、85psとパワフルなスペックをしているのが特徴だ。
それでいて、トルク回転は500pmと低めに抑えられている。
ちなみにトルクのスペックも、エフロクツインの75Nmと比較すると83Nmというハイスペックとなっており、中高速域でパワフルな性能を存分に発揮してくれる設定となっている。
BMW F800GSとよく比較されるエフロクツインとの違いは、瞬発力や加速力と言ったパフォーマンス性能にある。
エフロクツインは比較的スムーズでソフトなレスポンスで走行できるのに対し、BMW F800GSはここぞという時にライダーの意のままに操作できる高い操作性と可能性を持っている。
BMW F800GSは、定期的にモデルチェンジを重ねながら、幅広いユーザー層にとって使い勝手が良いデザインやスペックへと常にアップグレードし続けている。
インテークブーツや泥はねをフルチェンジしたり、燃料タンクのデザインも一新したほか、ウィンドシールドもコンパクトながらもパフォーマンス重視のデザインとなった。
BMW F800GSは女性にとって扱いやすい?
BMW F800GSは、オプションとして車高を下げることが可能だ。
その上でローシートと組み合わせることで、身長が低い人や女性ライダーにとっては足つきの良いシート高820mmを実現することができる。
このシート高なら、小柄な女性でも両足をシッカリ地面につけることができるだろう。
シートからお尻をずらして片足でバイクを支えなければいけないという事態は起こらない。
スポーティなバイクが欲しいけれど足つきが不安だというライダーにとっては、BMW F800GSはぜひ検討したいバイクモデルと言える。
ちなみに、日本で販売されているBMW F800GSは標準仕様のスペックでシート高は850mmとなっている。
このスペックのままでも、ライダーの身長によっては満足できる足つき性を堪能できるだろう。
また、BMW F800GSではベタ足になってしまうという高身長のライダーなら、BMW F800GSよりも一回り大きめでパワフルなR1200GSはいかがだろうか。