BMW R nine Tの特徴とは?
BMWからラインナップされているR nine T(Rナインティ)は、アメリカのバイクカスタムビルダーで有名なローランドサンズによって作り出されたバイクモデルだ。
ナインティというコンセプトを元に、世界中のバイクカスタムビルダーによるコンテストを開催するなど、開発に時間と労力がかなり費やされている感のあるバイク機種でもある。
初代モデルが発売されてから、少しずつアレンジやバリエーション展開がされながらニューモデルが誕生している。
そんな中でも注目されているのは、ヘリテイジシリーズとして20021年に誕生したBMW Motorrad R nine Tだ。
R nine Tは、カスタマイズ性が高いシリーズとして人気がある。
水冷ボクサーツインエンジンや、足回りにS1000RR系パーツが搭載されているほか、環境基準にもスムーズに適応したことによりライダーたちからも評価も高い。
スタンダードなモデルを選ぶこともできるが、正立フォークやアップマフラーを搭載したR nine Tスクランブラー、外装パネルなどを徹底的にシンプル簡素化したモデルとして人気のR nine Tピュア、またクリップオンハンドルやビキニカウルを搭載してカフェレーサースタイルに仕上がっているR nine Tレーサーなど、どんなふうにバイクと付き合いたいかによって複数のモデルから選べる点が大きな特徴である。
R nine Tは女性でも乗りやすい?
R nine Tはシート高が805mmと、身長がそれほど高くない女性ライダーにとっては高めである。
ただし、シートがスリ有無に作られており、足つきは両足のつま先を同時に接地できる程度の安定感がある。
女性ライダーにとってバイクの足つきは大きな課題でもあり、足つきによってバイクを選ぶと乗りたいモデルを選べないと悩む人は少なくない。
しかしBMWのR nine Tなら足つきは比較的良いし、バイクの重心が低い位置にあるので車体を起こしやすい取り扱いやすさも人気の理由となっている。
R nine Tはハンドルが左右にせり出しており、身長が低いライダーだと背中がピンと伸びたライディングポジションとなってしまう。
これをどこまでツライと感じるかによって、R nine Tが自身に向いているかどうかを判断すると良いだろう。
ただし、バイク全体が体になじみやすいメリットがあるため、扱いやすいので不安を感じることなくバイクを楽しみたい女性ライダーからは好評だ。
バイク機種の中には、初心者にとっては取り扱いづらいモデルもある。
しかしBMWのR nine Tは、初心者にもおすすめの機種として人気がある。
そう考えると、力がない女性にとっても取り扱いやすく、バイクのポテンシャルを楽しめるモデルだと言えそうだ。