2021年3月に発売されたドゥカティ「スクランブラーナイトシフト」を紹介しよう。
スクランブラーナイトシフトの特徴
スクランブラーナイトシフトはカフェレーサーのような見た目のモデルだ。
これまでのスクランブラーシリーズと異なり、黒とグレーのモノトーンのカラーリングは、名前の通り夜をイメージさせる。
街乗りや高速、ワインディングでも楽しめるだろう。
803ccの大型バイクだが、走りだしはなめらかで、トルクフルな加速もワクワクさせてくれる。
切れ角はあまりないので小回りがあまり効かず、Uターンは苦手かもしれない。
しかし、重量が196kgとさほど重くないので、困った時は降りて取り回せば問題ないだろう。
なお、欧州排ガス規制の最新版ユーロ5に対応している。
足つきについて
シート高は798mmで身長155cmの小柄な女性でも両足のつま先が地面に届くだろう。
シートの最前部は角が落とされて細くなっているので、両足がつけやすくなっている。
バーハンドルになっているので、距離が多少遠く感じるかもしれない。姿勢はやや前傾になるがライディング中はあまり気にならないだろう。
女性におすすめのポイント
車体がスリムなので女性でもニーグリップしやすい。
シートはフカフカと柔らかく座り心地がよくロングツーリングに向いている。
高低差のないタンデムシートなので、タンデマーも快適に乗れるはずだ。
スクランブラーナイトシフトのスペック
スクランブラー800シリーズに共通して採用されている2バルブ空冷Lツインエンジンで、馬力は74PSになっている。
燃料タンクはコンパクトなスチール製で脱着可能なサイド製のアルミタンクが装着されている。
フロント18インチ、リア17インチのスポークホイールが装着されていて、タイヤは舗装路とダートの両方をカバーできるピレリ・MT60。
デュアルチャンネルのコーナリングABSやスマートフォンと連携するドゥカティ・マルチメディア・システムなどを搭載している。