ハーレーダビッドソン初の電動スポーツバイクライブワイヤーについて紹介したい。
2014年に開発が発表され、2019年にアメリカで先行発売。日本でも2021年に発売された。
ハーレーダビッドソン初の電動バイクということでフラッグシップとなるモデルである。
ライブワイヤーの特徴
0km/hから100km/hまで、たった3秒で加速する性能を持ち、1充電で235kmの走行が可能だ。
1番の特徴は何といってもパワーユニットだろう。ガソリンの代わりに高電圧バッテリー、エンジンの代わりである水冷式モーターは、ガソリンバイクだと1000ccクラスのスポーツバイクに匹敵する。バッテリーは5年間の走行距離無制限の保証付きでということで、ハーレーダビッドソンがどれだけバッテリーに自信を持っているのかがわかる。
ハーレーダビッドソンらしくサウンドにもこだわりがあり、モーターをあえて縦置きにすることで、ギア鳴りとモーター音をミックスしたサウンドを意図的に発生させている。
H-DConnectは、バッテリーの重量や充電時間をスマホでチェックすることが可能だ。最寄りの充電スタンドを検索したり、内蔵GPSにより盗難時の追跡もできるようになっている。
気になる充電機能
充電はフューエルタンクの位置にJ1772規格の普通充電ソケットの場合は、12.5時間で充電される。
他にも日本にも配慮されていて、急速充電方式のCHAdeMO規格に対応したソケットもシート下に搭載されている。CHAdeMO規格のソケットだと約40分で80%の高速充電、約60分で100%の満充電が可能だ。
CHAdeMO規格の充電施設は高速道路のSAやPA、道の駅などに設置されているので休憩を利用して充電ができる。
ライブワイヤーの免許区分
ライブワイヤーは出力の関係で、免許は大型自動二輪免許が必要。しかし、車両登録区分は電動バイクなので軽二輪と250ccバイクと同じで、今のところ車検は不要なのだ。リッターバイクに匹敵するパワーと加速がありながら車検がないのは不思議な感覚である。