ハスクバーナとはスウェーデンの芝刈り機メーカーのバイク部門が独立したメーカー。1689年に誕生したハスクバーナはライフル工場として誕生。バイク部門は1903年に誕生し、さまざまなレースで実績を重ねていった。当時のバイクレースシーンをけん引するまで成長するも、 買収や分裂を重ねていく。現在はKTMの子会社としてオフロードで絶大な信頼を得ている。
今回はそんなハスクバーナのスヴァルトピレン401を紹介しよう。
女性におすすめのポイント
373cc単気筒エンジンを搭載したスヴァルトピレン401。大きな丸形ヘッドライトに直線的なラインのタンクはどこか近未来な印象を受けるカフェレーサーモデル。シート高はやや高めなので両足をつけるのは難しい。しかし、軽量・コンパクトなので足の入れ替えはスムーズにできるため違和感は少ないだろう。取り回しは150kg(燃料含まず)なので、方向を変えたい場合は少し大回りになるがスムーズに行える。
ライティングポジションは、ハンドルは若干低めで幅広になっている。やや前傾気味になるが遠く感じることはない。2020年モデルはクラッチミートしなくてもシフトチェンジ可能なクイックシフターを装備しているので、シフトアップ・ダウンがラクにでき、走りに集中できる。
スヴァルトピレン401の特徴
KTMの390デュークをベースとしているスヴァルトピレン401。黒い矢という意味のスヴァルトピレン401はロードモデルとしているものの、ブロックパターンのタイヤやスプリングにFサスを採用するなどオフロードテイストの強いモデルとなっている。見た目よりもロードノイズが少ないので舗装路でも問題ないだろう。グリップ力は十分でワインディングでも不安感ない。基本的に高回転向けのエンジンだが、低中回転域でもトルク不足を感じないだろう。ハンドル切れ角が少ないため、小回りが効きにくいのは残念だが、それを補って余るようにツーリングやワインディングで実力を発揮してくれる。
タンデムでは、シートはフラットで乗車しやすいが、リアが短いのでお尻が少しはみ出す。長時間のタンデム走行には向いていないかもしれない。日本仕様車は乗車定員を2名にするためシート後方にグラブバーを装着している。
外見は樹脂カバーがされたメーターは液晶パネルを内蔵。ヘッドライトとテールライトにはLEDを採用している。タンク上部には大型のラゲッジラックを装備。